オタクこころ

オタクによるオタクのための日記

推しとの出会いとK-POPオタク…

推しとの出会いは2年以上前です。

それまで私はずっと別のグループの韓国アイドルを追っていました。

そのグループは日本デビューして以降、リリースイベントと称してセルカ会やサイン会を行っているグループでした。

今となってはリリイべしてるアイドルグループ多いですよね。

日本でのリリイべは日本人のオタク同士が牽制し合っている部分も多くあって怖いです。

辟易する場面も多くありました。

ここはもう追っていないので詳細は諸々割愛しますが…。

リリイべに参加された事がある方なら分かっていただけると思います。

 

そしてオタク友達に今の推しがいるグループを教えてもらったことがきっかけで私は今の推しに出会いました。

推しのグループはデビューしたばかりで日本デビューもまだ。

会って話すには本国に飛ぶしか方法がありません。

その推しを見てからすぐにサイン会があることを知り、私は推しを見て1週間で本国のサイン会に飛ぶ事になりました。

 

それから今の推し一択になり掛け持ちもしなくなりました。

カムバすれば推しに会う為に毎週渡韓する日々…。

さすがに財布も精神力も体力も疲弊していきます。

 

皆さんはドルオタをするうえで大切にしていることはありますか?

あるとしたら何ですか?

私は推しからの認知です。

とにかく推しに認知してほしい、推しに忘れられたくない。

認知厨です。その思い一つで今も飽きずにお金を推しに使い渡韓し続けています。

推しが私を認知して名前を呼び私のカメラに目線をくれる。

私はその瞬間が大好きです。

その為にアイドルを追うのです。

キラキラしたアイドルが私を認知してくれることは私にとってある種のアイデンティティでもあるのです。

推しの為に読めなかったハングルも読めるようになり、推しの話している意味も何となく分かるようになりました。

それほど今の推しが私に与えた影響は絶大です。

 

サイン会に通えば通う程に(友達を除いて)顔を合わせる人間は同じ人ばかりになっていきます…。

そう…。

ここでも「韓国に飛んでいるオタク」という狭いコミュニティが出来上がるのです。

その中に出来上がっているオタクのグループ同士がお互いを牽制し合っているのです。
 

K-POPって今人気ありますよね。

有名なアイドルだと東方神起、少女時代、KARAなどを皮切りに今はBTSやTWICEなどが人気みたいです。

 

韓国ではアイドルを応援するために作られるファンクラブに名前があります。

少女時代はソウォン、TWICEはワンスなどファンクラブに総称があるんです。

そしてそのファンクラブに入るにはカフェと呼ばれるものに加入しなければならない場合が多いです。

韓国語でファン=ペンと呼びますのでカフェはペンカフェと呼ばれます。

ペンカフェに加入したうえでファンクラブに入ることで、歌番組のサノク*1に参加したりすることができます。

そしてそのファンダムは韓国では絶大な力を持っています。

ファンが騒げば事務所もファンの言うことを聞くことが多くあります。

 

しかし実はそのファンダムの規模はそれほど大きくないグループがほとんどです。

韓国のアイドルって実は日本の地下アイドル並みに近い距離で会って話したりできることご存知ですか?

韓国のアイドルがCDを出すと、毎日のように歌番組に出続けます。これが1~2ヶ月ぐらい続きます。(所謂カムバ=カムバック)

その間、ほぼ毎週のようにサイン会が行われます。

サイン会の参加方法はたくさんの方が書かれていますので割愛しますが、このサイン会に毎週参加することによって認知が通常運転になってしまうんです。

 

お金のないオタクは淘汰され、茶の間は上から目線で見下され同ペンの陰口を言い合い自分のソンムル*2が使われればマウントし合う。

まさに「出る杭は打たれる」。
目立つ存在はひたすら叩かれて悪口を言われます。
 
サイン会というイベントが数多くあるK-POPアイドルだからこそ、ありがちな出来事なのでしょうか。
 
K-POPオタクは通常のテレビで見るようなアイドルとは違い、狭いコミュニティの中でペン同士が牽制し合うドロ沼オタク社会で生きていかなければならないのです。

*1:韓国語で事前収録のこと。

*2:韓国語でプレゼントのこと